改めてワクワクを感じ、同時に覚悟した夜

2/20に「地域をつくる未来への種の蒔き方」を開催しました。

一般社団法人NINAUの岡野さんにお越しいただき、これまでの取り組みやそこに至った想いなどをお話しいただいた上で参加者それぞれの立場や役割でどんなことが出来るか考えてもらう事を主旨に開催しました。

一般社団法人NINAU代表理事/株式会社ENTO代表取締役

岡野涼子さん

1978年大分県日田市生まれ。東京の大学を卒業後、OBS大分放送に入社。結婚を機に退職し、キャリアコンサルタントに転身。大分大学のキャリア支援課に勤める傍ら、地元日田で始めた高校生のキャリア教育が実を結び、一般社団法人NINAUを起業。主に小学生から大学生までを対象としたさまざまなキャリア支援を行っている。2020年には株式会社ENTOも起ち上げ、日田市内外にアプローチしながら、地元の未来を担う若者の育成に取り組んでいる。

定員20名と参加者をあまり多く設定していませんでしたが、教育関係や行政の方、まちづくりをされてる方など、佐伯市内外からも参加してくださり、結果として参加者皆さんのお話が聞けて個人的には大満足でとても大きな学びの機会を頂きました。
そして、何より終了後駐車場で参加者の方と想いが止まらず30分ほど立ち話で盛り上がったのが何よりも良かったです。

丸投げの岡野の異名!その真意は?

お話の中で印象的だったのは、「信じて任せる」と言うこと。
その任せっぷりは丸投げの岡野の異名を持つほどだそうですが、ただ丸投げするんじゃなくて
必要な時に必要なだけ手を差し伸べる。あとは本人を信じてじっと見守る。
表面的には丸投げのようだけど、本人のために取るべき絶妙な距離感と相当の覚悟がないと出来ないとても難しい。

だって、いくら丸投げしたって失敗したら任せた人の責任なんですから、頭下げたり後処理する可能性はむちゃある訳です。
それでも本人にとって学び成長する機会となるなら任せる。
その覚悟が岡野さんの漢気を感じる部分で本当にかっこいいなと改めて感動しました。

そして何より、失敗も可能性の一つとして折り込んで大人も子供も失敗を許容してその失敗から何を学ぶか。
共に模索する事でお互いに成長出来るのではないのかと思うのですが、大人にまだまだその辺の覚悟が足りてないように思います。

良いも悪いも今の10代の情報収集能力は凄いですからね。
あっという間に新しい知識や可能性を見つけてきますからね、トライ&エラーも素早く出来ます。結果あっという間に多くの事を学んで成長してくれると思うんです。
だからお膳立てしなくても覚悟を持って任せちゃって、あとは潰れてしまわないようにしっかり見守っていればいいのではないかと思います。

エールを送って頂いてるよう

それぞれ出来ることや関われる密度は違うけれども、その中でどう関わっていくのか。
あぶらギッシュな利己主義ではなく、長い目で見て地域にとって次世代にとって何がいいのか。
1人ひとりが考えて、時には相談して行動することでいつかしっかり花が咲くんだなと思った岡野さんのお話でした。

そして、これから始まるKIISAに対してエールを送って頂いてるようで非常にありがたく、とてもワクワクしたと同時にしっかり頑張って行かなければと言う強い覚悟を感じた夜でした。