한국에 갈 줄 누가 상상했나요?(韓国に行くなんて誰が想像した?)・・・韓国報告vol.2

こんにちは、スタッフのみゆうです。

今回は「2日目の博覧会の様子(きっとメイン)」編です。

韓国お仕事?のハイライトは今回の博覧会だと思っていたんですが、意外と3日目も内容の濃い?1日だったので、2日目はきっとメイン編です。

행사장에 향하는 길(会場に向かう道中)

この日は、コーヒーを買い、会場に向かいました。

多分、中心部?何だろうけど、スタバの後ろはちっちゃいおばあちゃんがやってそうな畑があったり、アパートが沢山ある田舎でもよくみる団地みたいな感じなところにスタバがありとても不思議な空間でした。

〈道中のタクシーで仕入れた益山情報〉
・昔宝石加工?業で栄えてた。一時期無くなったが、最近また戻ってきた。
・人口は減っていくのになんかアパートめっちゃ建ててる
・益山は昔は良かったが今は死んだ

乗るタクシーの運転手さん、みんな共通して「益山の街は死んだ」的なことを言っていたのでよっぽどだったんだろうなと思いました。
あと、人口減少だったりそういう街づくりに関しての博覧会に行くよとは言ってないのに、人口が減ってるのに〜みたいなワードが出てくるってことは本当に深刻な問題なんだろうなとも思いました。

오늘의 메인 (今回のメイン)

今回のメインテーマ、「都市革新新事業博覧会」の会場につきました。
木藤さんの後ろについていくだけでVIPからの入場でした。
建物はこのためだけに作られた?仮設のものらしい。

会場にはステージの他に企業や自治体の取り組みを紹介するブースも沢山ありました。
多分、都市革新新事業博覧会っていうくらいだからお堅い(そんな雰囲気はなかったかも?)イベントなんだろうけど、観光のパンフレットだったり、資料だったりのデザインが素敵でさすが韓国だなと思いました。

ちなみにこの博覧会は、多分日本でもある博覧会とかと同じ感じです。
主催は実行委員で、県・市とか都市開発やってる企業とかが協賛で入ってるちゃんとした感じのやつです。

발표  시간(発表の時間)

発表は”国際カンファレンス”というステージイベントとして行われました。
徳島大学の先生が   ”小学校区単位で考えるコンパクトシティー”の事例発表があり、木藤亮太さんの油津商店街で行ってきたことの発表が始まりました。

その後は、韓国の研究者による”人口の推移と都市開発について”と”アーバンデザインの手法で自転車に優しいまちづくりを”みたいなタイトルの発表が行われました。(とても大学の講義を聞いてる感じでした…)

同時通訳の壁を越え興味関心を引くだけでなく、笑いまでしっかりとる木藤さん流石だなと思って聞いていました。
(正直、国際カンファレンスのなかで一番の盛り上がりだったと思います。)

”333人の中から選ばれたのは焼酎の注ぎ方が上手かったから”と言った時に、お堅そうな挨拶とかしていた人たちがクスッと笑っているのを見て、やっぱり日本と韓国は似た文化圏なんだなと感じたりもしました。

国際カンファレンスを聞いてて、多分、まちづくりはしっかりと地域に入り込んで地域を、人を想って行動することが大切なんじゃないかなーと思いました。

韓国の研究者の方々が、人口がこんなに減ってるよとか自転車を使うことで生活がしやすくなるみたいな発表を聞いて、確かに自転車15分圏内で生活できたらめっちゃ便利そう!面白い!とは思ったけど、自分ができることの範囲外すぎてそれまでの感情でした。

そんな大きいこと考えても自分にはできないことだし、今あることで周囲の人達と何ができるかな?みたいな所にフォーカスする方が面白いなーと思いながら聞いてました。

最後にしっかりと韓国でKIISAも宣伝していただきました。
ちょっと見にくいですが、スライドの右上がKIISAの紹介パートです。

전주로 가자 (全州へ)

国際カンファレンスが終わり、私たちは昔の街並みが残る韓屋村を見るため全州に向かいました。
その前に、博覧会のツアーで全州のコミュニティースペースなどを見て回ることができるツアーがあったので、途中から参加させていただくことにしました。

全部で、2ヶ所見ることができました。

1ケ所目は둥근숲(Dung-Geunsup)です。


アーティストさんやイラストレーターさんなどが集まってマーケットを開いたり、セミナーを聞いたり?するコミュニティースペースらしいです。

中が木の感じとかとても暖かくて、心地の良い場所で、KIISAの空間にも参考にできるんじやないかなと思うポイントが沢山ありました。

ポイント①

この둥근숲に関わっている人(プレイヤー)が一目でわかる掲示板。

ポラロイドと手書きプロフィールの感じがアナログなんだけど、その人のあたたかみを感じてとてもいいなと思ったポイント。韓国の雑貨屋さんなんかでもこういった小さい紙に自分のことを書いて掲示できる所を見かけるが、KIISAにもなんらかの形で真似したいポイント。

ポイント②

街歩きマップ。高校生のおすすめ佐伯ポイントとかを個人的に知りたい。あと布にダンボールみたいな所がとても可愛い。

写真が撮れる可愛いスポット。やっぱりこういうポイントがいいなーと思いました。

2ヶ所目は용머리여의주마을(住民利用センター)

ここの施設は、地域の方々が活用方法を考えて国の支援を受けて作られた施設だそうです。
全州全体にこういった施設が何ヶ所かあって、そのうちの何ヶ所は活動が上手くいかず、使われなくなった施設もあるんだとか。(詳しい数字は忘れちゃいました、)

ここは、1階がカフェスペース、2階に会議室、入居スペースとかが入っているらしいです。
時間がなく駆け足で説明をしてくださったんですが、この形のコミュニティースペースは、

・建物は国のものになるので、賃料をもらえないのでなかなか地域としての収入をあげづらいこと
・初めは計画を立てたものを動かすので、問題はないが少し時間が経って壁にぶつかると運営を行っていた住民が諦めてしまって、運営をしなくなる。

みたいな問題が大きくあるようです。

2つ目は、市役所の方々が壁にぶつかった時にどう対処するか、プランBがすぐに提案できるような対策を今後実行していく予定らしいです。
KIISAも今後もずっとコミュニティースペースとして残っていったらいいなーと思いました。

この日一番記憶に残っているのは、2ヶ所めのコミュニティースペースからバスに戻る道のりで声をかけてくれた方の言葉。
「韓国は市役所がまちづくりの先頭を歩いていくしか方法がない。引っ張っていっても住民がやっとついて来るかどうか。だから民間ベースで動いている日本が羨ましい」

話しかけてくれたのは、お隣論山市の市役所で働く方でした。

その時は『へーそうなんですね、日本はそうなんですかね…?」みたいな返事しかできなかったんですが、韓国はそんな状況なんだと思う反面、まちづくりという観点は日本がすごい発展しているんだろうなと気付かされる言葉でした。

내용이 너무 많아서 정리 못함(今日のまとめ)

この日学んだことを振り返って、多分、まちづくりはしっかりと地域に入り込んで、地域を思い行動することと、シビックプライドとやらが大事。なんだろうなーと思いました。

正直、吸収したことが多すぎで何がなんなのか全く整理がついてませんが、ぼんやりそんなことを思った気がします。
でも、自分自身地元じゃない所で働いているし、人口が減るからどうしようとかじゃなくて、単純に自分が心地よかったり、なんか面白かったり、楽しかったり、そういうの何かしらに繋がったらいいなと思ったりもしました。

最後の最後に上手くまとめられませんでしたが、2日目編は終わりです。
色々食べたものとか、おすすめしたいことは番外編で紹介します。
KIISAのパンフレットも渡したので、いつか韓国とのお仕事もできたらいいなーと思います。

参考

・둥근숲(Dung-Geunsup)
https://www.instagram.com/take_a_forest/

・용머리여의주마을(住民利用センター)
https://www.instagram.com/teamdragonhead/?hl=ko

・木藤亮太さんについて
https://drive.media/posts/27276

・都市開発新事業博覧会 (KR)
http://kcriexpo.kr/

・少しでも早く簡潔に写真だけ見たい人へ
https://www.instagram.com/stories/highlights/17934879116655159/